政治の中心地ハノイを解説!

政治の中心地
ハノイを解説!

ベトナム・ハノイとはどのようなところ?

ハノイはベトナムの首都。ベトナム政府に関連する施設が集まっている政治都市です。そのため街を歩くと、軍服のようなデザインの制服を着たベトナム人によく遭遇します。

ハノイの中心地と言われるのは2か所。ノイバイ国際の近くにある新市街、そして、ホアンキエム湖など観光名所が集まる旧市街です。観光客のほとんどは旧市街に滞在しますが、外国人就業者は新市街のオフィスや日本語学校に勤めていることも少なくありません。

ベトナムというと1年中暑いイメージがありますが、ハノイを中心とする北部は、日本と同じように四季があります。春と秋は比較的涼しく、過ごしやすい時期もあります。夏は猛暑で、いわゆる亜熱帯地域の暑さです。意外に思うかもしれませんが、冬は非常に寒く、ダウンジャケットは欠かせません。雪が降ることはありませんが、暖房設備が完備されていないところが多いため、日本にいるとき以上に寒さを感じます。

ひとことでハノイと言っても、エリアごとに特徴が異なります。ホアンキエムエリアは、外国人向けの宿泊施設が集まる観光地。日本企業や日本人滞在者が集中しているのがバーディン区のキムマー通りで、日本食レストランもこのエリアに集まっています。富裕層向けのアパートの建設ラッシュとなっているのがロンビエン橋エリア。イオンモールロンビエン店ができたこともあり、日本人駐在員の滞在地としても好まれています。

ベトナム・ハノイにある観光地とは?

ベトナムのハノイにある、もっとも有名な観光地はホアンキエム湖周辺。旧市街のシンボルであるハノイ大教会、コミカルなステージが印象的なタンロン水上人形劇場など、歩いて行ける範囲に主要観光スポットが集まっています。また、おしゃれなカフェや雑貨屋さんも充実しているため、それらをめぐりながらゆっくり過ごすのもおすすめです。

また、ハノイの旧市街から車で30分ほどのところにあるのがバッチャン村。この村全体が焼き物工房から構成されており、日本には安土桃山時代に「安南焼」という名前で輸入されていたことでも知られています。バッチャン焼は、ひとつひとつ職人の手で焼きあげられた伝統工芸品。今ではハノイの代表的なお土産として愛されています。

観光旅行者の多くがハノイから足を延ばすのが、車で3時間ほどのところにあるハロン湾。龍が降りてきて敵から村を守ったという伝説があるエリアです。幻想的な雰囲気を作り出している大小さまざまな奇岩群を近くで見られるクルージングがとくに人気。ハノイから日帰りで行く人が多かったのですが、最近はアクティビティが充実していることもあり、数日滞在する人も少なくありません。

日系メーカーの聖地ベトナム・ハノイ

ベトナム北部のなかで外資系の製造業が初めて進出したのがノイバイ工業団地。ノイバイ空港から車で10分程度の立地にあるため、空きスロットはほとんどないほどの人気ぶりです。入居企業のうち半分以上が日系メーカー。そのため、新規の入居の大部分も日系メーカーであることが特徴です。キヤノン、ブラザー工業、パナソニック、ホンダ、トヨタ等、日本を代表する大企業が軒並み進出しているのが特徴です。また、ノイバイ空港から車で15分のところにあるランロン工業団地にも、日系メーカーの工場が多数進出しています。

現在ある市内の工業団地がほぼ満席状態であることから、最近は隣のハイフォン市に進出する日系メーカーが増加。ハイフォン市は、ハノイから車で2時間ほどのところにありますが、北部の玄関口であるハイフォン港があることから、航路を効率的に活用できることが特徴です。

また、ハノイ市はIT産業の拠点づくりに力を入れており、情報通支局の主導によりソフトウェアパークの建設がすすめられています。市内ではカウザイ区にソフトウェアパークがありますが、さらにロンビエン区に建設されることも決まりました。ロンビエン区のソフトウェアパークが完成したら、ベトナムのIT・デジタルコンテンツ事業の拠点となることが期待されています。

最後に

私たちシングラでは、国内マーケティングで培ったノウハウにより、日本とベトナムの架け橋として、ベトナムでのビジネスを検討中のクライアント様を支援しています。ベトナムでの事業展開については、ぜひお気軽にご相談ください。