ベトナム進出で知るべき日越関係を解説!

ベトナム進出で知るべき
日越関係を解説!

日本とベトナムは外交関係を樹立後、友好な関係を深め2018年に国交樹立45周年を迎えました。
ベトナムに進出する日系企業も多くベトナム経済も発展し続けています。本記事では両国の関係をみていきます。

歴史上の関係

ベトナムと日本には非常に長い歴史的な関わりがあります。
16世紀から17世紀にかけて日本の商人たちがベトナム中部のホイアンという町にやってきて取引を行いました。現在も、日本人に関する遺跡が数多く残されています。

戦時中からフランスの統治下におかれていたベトナムは、1940年には日本からの北部への進駐で1945年まで占領を受けましたが、
日本の敗戦によってその支配は終わりました。

政治・経済面の関係

日本とベトナムは、1973年に外交関係を樹立してから40周年の2013年を「日越友好の年」とすることに合意し、外交面、文化面で積極的に政策を実行しました。
当時の首相安倍晋三氏がベトナムを初めて訪問したのはこの年でした。さらに、2017年の2月には当時の天皇、皇后両陛下がベトナムを訪問され、
二国間の友好関係はさらに緊密なものとなっています。

2018 年 5 月にはベトナムのクワン国家主席(当時)が訪日し首脳会談を行い、日越共同声明を発表。
同年 10 月にはベトナムのフック首相(当時)が訪日し首脳会談が開かれました。

このように政治面では、日越両国は首脳会談を毎年行っており、友好な関係を構築しています。
また、2国間の関係だけではなく国連、ASEAN、APECなど多国間でも緊密に協力し合っています。

両国間の経済交流は、1973年9月に外交関係が樹立して以来続いていましたが、途中ベトナム軍によるカンボジア侵攻に伴い、
日本からの支援は一時停止となりました。しかし、1992 年にはODAが再開。現在およそ100ヶ国がベトナムに投資していますが、その中でも日本は最大の援助国です。

各種インフラ整備では建設・人材開発、電力・交通施設など、五つの分野で長期にわたりベトナムを支援。医療や教育面などにもかなりの支援を行っています。
さらに外国投資を呼び込むことで雇用を増やし、貿易と投資にも積極的に取り組んできました。ベトナム税関総局の統計では、対日貿易額の2018年のデータは、輸出194 億ドル、輸入202 億ドルで、2013年以降、日本はベトナムの第 4 位の貿易相手国となっています。

日本とベトナムの友好関係に期待

日本とベトナムは同じアジアの国として、また輸出入の取引相手国として、相互に重視し、友好な関係を構築しています。
ベトナムの首相や国家主席の訪日、政治家の行き来に加えて、2017年の平成天皇皇后両陛下の初のベトナムご訪問もあり同国との友好親善関係はより深まっています。

日越外交関係樹立から45周年の節目となる2018年には両国で数多くの文化交流イベントが開かれました。
国の要人だけでなく文化、スポーツ、教育、科学技術など民間レベルの交流も非常に盛んです。
日本とベトナムの経済、政治、文化面の交流が活発になると相互の理解と信頼関係がさらに深まることが期待されます。

さらに2020年10月には菅総理が就任後初の外国訪問地にベトナムを選んだことからも日本とベトナムの結びつきの強さがわかります。

日本のベトナムへのODAが再開されて25年以上になりますが日本とベトナムは協力し合い、互いに発展してきました。
ベトナムは今後も工業国化に向けてさらなる飛躍が予測されます。

最後に

日本とベトナムは経済的、政治的、文化的にもお互いに重要なパートナーといえるので、今後もベトナム進出を検討する日系企業は増えていくと思われます。

私たちシングラは、これまでに培ってきたデジタルマーケティングスキルとベトナム市場でのノウハウを活かし、日本とベトナムの架け橋としてベトナムでのビジネスを検討中の企業様のお役に立つことができます。

成長著しいベトナム市場への進出をご検討でしたらぜひお気軽にご相談ください。