事業展開を見据えたセキュリティノウハウの蓄積:株式会社アワバリュー様

事業展開を見据えたセキュリティノウハウの蓄積:株式会社アワバリュー様

「新たな価値を作るグローバルプラットフォームを作る」をミッションに掲げ、高級時計やブランドバッグをはじめとした動産【PREMIUM VARUE】の一括査定や販売、個人間取引アプリを提供する株式会社アワバリュー。サイバーレスキューのアドバイザリーサービスを導入した経緯などお話を伺いました。


写真右:代表取締役 CEO 荒津友生氏
写真中央:執行役員 CTO 後藤富久氏
写真左:株式会社シングラ 野坂澪

―事業について教えてください


株式会社アワバリュー 代表取締役 CEO 荒津友生氏

(荒津氏)高級時計やブランドバッグなどの個人間取引アプリ「PREMIER VALUE」、二次流通サービス「PREMIER VALUE 一括査定」「PREMIER VALUE shop」を運営しています。
IT化によって金融資産、不動産は気軽に売買取引ができるようになってきている一方で、動産は数年後の損益など不透明な点が多く、旧態依然の状況です。そこで動産市場のゲームチェンジャーになるべく、また動産社会におけるビジネスポリシーを変えるべく、起業しました。
今後はサービスの集客をより強化し、世界で一番安く買える二次流通プラットフォームを目指しています。また、日本とマーケットの近い諸外国から海外展開も視野に入れ、アイテム数やマーケットを増やすことエコシステムを作っていきたいと考えています。

―ご担当の領域について教えてください

株式会社アワバリュー執行役員 CTO 後藤富久氏

(後藤氏)Webアプリ・サービス開発全般と、社内システム含めセキュリティ全般を担当しています。業務委託のメンバーを含めエンジニア6名のチームです。

―導入のきっかけを教えてください
(後藤氏)1日の成約数が増えてきたタイミングで、監査法人からセキュリティに関する報告書の提出を求められたことがきっかけでした。また、契約しているクラウドサービスからもセキュリティ関連のレビュー実施の打診も重なり、見直すきっかけとなりました。サービスリリース時からセキュリティ対策に取り組む重要性は理解していましたが、最低限の取り組みに抑えていた状況でした。

―導入前の課題やお悩みについて教えてください
(後藤氏)セキュリティの取り組みへの一番の課題はリソースを割きづらいことでした。同業界の個人情報流出事故のニュースもチェックしていたので取り組まなければとは考えていましたが、成約数が増え日々サービスの改善が求められますし、開発以外のトラブル対応や内部の運用と、他に優先順位が高いタスクが多い状況でした。

―アドバイザリープランを選ばれた理由やメリットと感じていることがあれば教えてください
(後藤氏)セキュリティに関して丸っとお任せすることも不可能ではありませんでしたが、社内のエンジニアの成長やノウハウの蓄積につなげることができると考え、アドバイザリープランを選びました。定期的な診断レポートや業界のアップデートだけでなく、セキュリティに関して疑問に感じている点を相談できるので、目先の対応ができ、また月に一度の定例があることで、セキュリティに対して意識付けできることが大きいです。
(荒津氏)上場に関して言えば、情報漏えいが発生すると1年上場延期になるので、社会に対する責任も重く、会社にとってかなりクリティカルです。社内全体のセキュリティに対する意識が変わったと感じています。

―今後のセキュリティへの取り組みについて教えてください
(後藤氏・荒津氏)まずは現状のサービス、アプリの脆弱性診断を実施し現状のセキュリティレベルを把握することと、個人情報も多く取り扱うため、内部的にはPマークやISMSの取得も予定しています。

■株式会社アワバリュー様について
株式会社アワバリュー
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座7丁目4-15 RBM銀座ビル7F
代表者:代表取締役 CEO 荒津 友生
設立 :2020年11月
URL: https://ourvalue.jp/
事業内容:動産一括査定・買取事業、販売・個人間取引サービス事業

シングラは今後も、幅広い支援実績とホワイトハッカーをはじめとした技術者のノウハウ、また国内外のネットワークと最新ソリューションの調達力をもとに、国内企業様のセキュリティ向上を目指し、事業を推進してまいります。ぜひお気軽にご相談ください。