ベトナムで流行しているメイク

ベトナムで流行しているメイク

ベトナムでは、近年肌を白く見せるメイクが流行しています。理由としては年中強い日差しに晒され肌のダメージが大きいこと、美白への憧れが強いことなどが挙げられます。

また、これまでのトレンドは目鼻立ちを主張する濃いメイクだったのに対し、最近はやさしい色合いのメイクをする人も増えています。

 

【ベトナム人のメイク:あこがれるのは白い肌】

ベトナムは、1年を通じて太陽が降り注ぎ、その日差しは痛みを感じるほど強い気候です。そのため紫外線の影響は人体に影響を及ぼすレベルと言われており、皮膚がんなどのリスクも非常に高いです。このような経緯からマスクやパーカーなどで全身を覆うのが一般的に多くみられる対策となっています。

ですが、ベトナムで主流の移動手段はバイクのため、外の日差しに晒されることは必然的に多くなり、対策をしても日焼けは避けられないのが実情です。

これらの理由から、若いベトナム人女性の多くがあこがれているのは透き通るような白い肌です。今でもノーメイクの人が多いベトナムですが、日焼け止めクリームを日ごろから塗るなど、日焼けを防止する意識は高まっています。最近は化粧下地やファンデーションを使いこなし、肌を白く見せている人も増えています。

 

【ベトナム人のメイク②:はっきりとしたメイク】

ベトナム人はメイクをオフした見た目はかわいらしく、実年齢よりも5歳ほど幼く見える印象もあります。そのため、ナチュラルメイクが好まれる日本とは対照的に、顔立ちをはっきりと見せ、大人っぽくさせる濃いメイクが好まれます。

眉毛をはっきりと描き真っ赤な口紅を引くことが多く、30代以上になると、青や紫のアイシャドーを塗り、ラメで光沢感を演出するなど、日常的にしっかりとしたメイクをする女性も増えてきます。ポイントメイクとして口紅などの売れ行きが東南アジア全般において良いのは、このような傾向があるためです。

一方でインフルエンサーの影響などから、多数派ではないものの、透明感を出す淡い色合いのメイクも浸透しています。

 

【ベトナム人のメイク:化粧のモデルはタイと韓国】

ベトナムの隣国であるタイでは、もともと美意識が高い国であることからメイク文化が発達しています。そのため、テレビで流れるタイの映画や企業CMに出演している女優や歌手は、長らくベトナム人のメイクのお手本となっています。タイの芸能人のように、眉をキリリと吊り上げて描くメイクが、特に30代以上のベトナム人女性のメイクの主流となっています。

ベトナムのメイク方法に影響を与えているもうひとつの国が韓国。ベトナムでは、韓国のドラマや歌手のMVがあらゆるところで流れています。また、韓国製のコスメが、他の輸入商品よりも安価で手に入ることも、韓国メイクの浸透の一因です。特に20代のベトナム人女性は、ナチュラルな平行眉、ふんわりぼかしたアイライン、ラメ入りのアイシャドーなど、韓国の女優や歌手のメイクを参考にするようになっており、世代により変化しつつあるトレンドと言えるでしょう。

 

【ベトナム人のメイク④:日本の影響は?】

長らくベトナムではノーメイクが主流だった一因として、化粧品の質の悪さから肌が荒れるという問題が挙げられます。そんなベトナムでは、日本製のコスメの人気も高く、とくに資生堂はあこがれのブランドとしての地位を確立しました。

また、ベトナムでは日本製の商品は広く浸透していますが、日本で流行っているメイク方法の情報に接する機会は多くありません。映画やドラマよりもアニメや漫画の人気が高いことも、日本のメイクが浸透していない理由かもしれません。若者でも気軽に買える日本製のコスメが増えることと、日本の若者のメイクに関する情報を充実させること、この2点が日本製コスメのさらなる市場拡大のポイントになりそうです。

 

最後に

 

私たちシングラは、これまでに培ってきたデジタルマーケティングスキルとベトナム市場でのノウハウを活かし、日本とベトナムの架け橋としてベトナムでのビジネスを検討中の企業様のお役に立つことができます。 

成長著しいベトナム市場への進出をご検討でしたらぜひお気軽にご相談ください。